IPR侵害物品ランキング、米税関発表 台湾は2位から8位へ 来年のスペシャル301リストから除名の可能性あり

J031108Y6 2003年12月号(J53)

米税関が発表した統計によると、同税関によって押収されたIPR侵害物品のランキングでの台湾の順位は第2位から第8位へと下がり、過去5年間で上位5名以内に入らなかったのは今回がはじめてで、来年のスペシャル301条項のリストから除外される可能性が大きくなった、と財政部関税総局は楽観視している。

 

2002年の会計年度の「IPR侵害物品ランキング」で台湾は2位にランクされ、その前の年度は5位、さらに2000年度は2位、’99年度は1位、’98年度は2位。米へ輸出されたIPR侵害物品のうち、コンピュータソフトその他関連製品及び映画VCDが最も多く占める。そのため、ほぼ毎年言っていいほどスペシャル301条項による米からの脅威を受けてきた。

 

  法務部が「知的財産権の保護推進運動の年」に関する取締行動計画を打ち出した後、台湾高等検察署の指揮のもと、各地検察、警察、調査機関は全面的にコピー商品の摘発や海賊版の取締を強化し、税関においても海賊版CD等が海外へ流出しないように水際で検査を厳しくしたりするなど、海港・空港経由の輸出ルートを絶たせようと努めている。(2003.11)
TIPLO ECARD Fireshot Video TIPLO Brochure_Japanese TIPLO News Channel TIPLO TOUR 7th FIoor TIPLO TOUR 15th FIoor