日本から輸入激増 米に取って代わって日本が台湾最大の貿易パートナーへ

J031007Y8 2003年11月号(J52)

経済部の発表で、今年2月から日本は米国にとって代わって、わが国最大の貿易パートナーとなった。台湾の対外貿易はアジアへの重心シフトが進み、中国への輸出成長とともに、日本からの輸入が激増したことが背景にあるとみられる。

 

今年1月から8月にかけて、台、日両国間の貿易額は277.7億ドルに達し、去年同期比で8.9%増、対米貿易額は274.6ドルで、7.8%のマイナス成長となっている。2月以降、日本がわが国最大の貿易パートナーになってからもその状況が変わらないことから、一ヶ月に限った一時的な現象ではないことがいえる。

 

去年の台米貿易総額は448.5ドルに達し、対日本の392.6ドルを超えていた。国際貿易局によると、米国が台湾にとって最大の輸出先だったが、中国市場が台頭するにつれて香港、中国へ移行し、さらに台湾と中国両岸における分業体制が確立しつつあるなか、日本から輸入するキーパーツのニーズが急激に増えている。特に電機設備と機械・用具が輸入実績の最も多い品目で、光学機器、鉄鋼、運輸設備及び有機化学品等の輸入額も10%以上の増え幅を記録している。

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