マイクロソフトとHiNet、デジタルメディアを共同開発

J030912X5 2003年10月号(J51)

マイクロソフト台湾現法は1日、デジタルメディアによるコンテンツの制作、伝達及び管理技術等に関するアプリケーションの開発とサービス提供事業を発展させるため、中華電信(日本のNTTに相当)数拠通信分公司(Chunghwa Telecom Data Communication Business Group、以下HiNet)と技術及びマーケッティングにおける協力協議を締結し、「デジタルメディア開発フレームワーク(Digital Media Developing Framework)」を設立すると発表した。MS社の海外でのデジタルメディア開発拠点設立は今回が初めてで、ストリーミングメディアのアプリケーション技術の研究開発に重点をおいて協力を行っていく方針である。 

 

フレームワークの設立にあたって掲げられた短期、中期、長期の目標はそれぞれ次の通り。短期の目標は、MS社の新しいデジタルメディアプラットフォーム、技術及びリソースを導入し、HiNetの様々な高付加価値コンテンツ配信サービス、例えば映像番組提供の「hiChannel」、音楽の「hiMusic」、オンライン教育の「hiLearning」との統合を図ることにより、コンテンツ提供サービスの質と機能の向上、規模の拡大を実現し、MS社の世界各地でのコンテンツ制作会社との良好な協力関係を通して、もっと多くのヒットコンテンツを取り入れ、HiNetが提供するマルチメディアサービスの中味をより豊富にし、音楽や映像だけでなく教育などの各種コンテンツ配信ビジネスをサポートする、ことである。中期の目標は、グローバルなコンテンツの伝達ネットワーク、高負荷・高容量のネットワーク・リンク上にあるデータトラフィックによる高品質なマルチメディアサービス、コンテンツの暗号化及び管理に関する技術面の課題、デジタルコンテンツの著作権保護技術、カスタムアプリケーション開発(カスタムメードのプレーヤーやサーバー)を重点項目にMS社と中華電信がデジタルメディア分野における協力の具体的な内容を決め、技術の研究開発とマーケッティングについて経験の交流を行うこと。長期の目標としては、中華電信はMS社にとってデジタルメディア分野に関する技術と市場開発におけるよきパートナーとなり、中華圏とアジア太平洋地域のデジタルメディア中心地としての地位を築くことである。

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