日本電気硝子、台湾に生産拠点 30億元投入予定

J030930X8 2003年10月号(J51)

大手ガラス基板メーカー、日本電気硝子は、台湾における液晶パネルやガラス基板等産業のクラスターが形成されつつあるという発展ポテンシャルに着眼し、台湾現法として台湾電気硝子を設立する計画が明らかになった。初期の段階はNT$64300万元を投入して今年いっぱい中部サイエンスパークに年間生産高推定22億元の工場建設に着工する予定。同パークにより、外国ガラス基板メーカーとして米コーニング社、旭硝子に続いての生産拠点設立となる。

 

TFT-LCD用ガラス基板の世界市場はおよそ年間260万平方メートルで、日本電気硝子は1520%のシェアを占めており、アメリカ、韓国、インドネシア、中国、メキシコにおいて生産基地が設けてある。台湾液晶メーカーの世界シェア拡大につれ、台湾におけるガラス基板の需要も年々増加すると見込まれていることから、台湾電気硝子で生産するガラス基板は主に台湾市場の堅調な内需に対応する。

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