当事者合意で裁判官を選ぶ新民訴制度 9月1日から1年間試行

J030905Y6 2003年10月号(J51)

「(当事者の)合意で裁判官を選ぶ」という新しい民事訴訟制度は今日より試行開始する。新制は、七つの一級地方裁判所で一年間試行運用することになり、一年間の試行期間終了後、その運用成果を検討したうえ、立法院に試行延長を要請するか、他の地裁にも導入し或いは運用を停止するかを決める。

 

また、関連措置として「飛躍上告」が新設されたため、裁判実務から事件はほぼ一審判決で確定するだろうとみられるが、敗訴側の当事者にとって納得の行く判決が得られたかどうか、弁護人に騙されたとか、裁判官を選ぶのに情報が不十分だったとかといった理由で事件を翻さないとも限らないので、運用状況をじっくり見守っていく必要がありそう。

TIPLO ECARD Fireshot Video TIPLO Brochure_Japanese TIPLO News Channel TIPLO TOUR 7th FIoor TIPLO TOUR 15th FIoor