米現職商務省高官が台湾を訪問、海賊行為取締強化の必要性を強調
J020125Z3 2002年2月号(J32)
アジア太平洋諸国を歴訪する予定の米商務省副長官William Lash氏をはじめとする七人の訪問団が最初の訪問先に台湾を選んだ。政策問題のために米現職商務省高官が台湾を訪問するのは1986年以来のことである。副長官らは台湾の経済貿易関係機関のほか、衛生署、交通部、内政部の関係者とも意見交換をする予定である。副長官は会談の中で、台湾にとって知的財産権の保護が現段階の要務であることを強調するとともに、アメリカ側としてはWTOの枠組内で区域貿易協定を締結することによって、更なる自由化を推進して行きたいとの考えを示しながら、台米間自由貿易協定を一つの課題として、今年中に行われる予定の貿易投資体制協定(TIFA、Trade and Investment Framework Agreements)の会合に持ち込む、と明言している。
自由時報2002.01.25より