CD-R、EUからダンピング認定の一方、中韓業者は投資誘致で相次いで台湾を訪問

J020114Z5 2002年2月号(J32)

EUでは、台湾CD-Rメーカーに対するダンピング提訴についての仮決定が出された一方、韓国も同じようなダンピング調査に動き出したので、こうした動きがメーカーの海外での生産拠点の設立に拍車をかけている。にもかかわらず、このようなときに思いも寄らぬビジネスチャンスが舞い込んできた。情報によると、韓国の光ディスク生産工場及び中国の地方工業区、両方から資本提携の意向はないかについての打診があったらしい。

 

韓国業者は一方、台湾に対する制裁を発動しようとしている。しかし、もう一方では、資本提携のパートナー探しに台湾にやってきた。台湾側が技術及び設備を供与し、そして韓国側はマンパワー、土地、工場を提供する形での提携を望んでいる。韓国にとっては産業の命脈を保つためであり、また台湾CD-Rメーカーの対韓輸出問題の解決にもなるだろうと考えているようだが、台湾のメーカーは、韓国市場のCD-Rに対するニーズはさほど期待できるものではないというあまり興味が感じ取れない言い方をしている。

 

中国のほうは依然に外国企業による単独出資に対する制限を撤廃していないため、CD-Rメーカーの多くが投資の中心を中国市場以外の国に置いている。その一方、ビジネスチャンス創出のために、台湾に資本輸出を求める国と企業が続々と台湾を訪ねている。

 

工商時報2002.01.14より

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