台湾Yahoo、他サイトコンテンツ盗用の疑いで著作権侵害を訴えられる

PChomeは19日、台湾Yahooはそのホームページ上の内容を連続して盗用していたことが民法、著作権法及び公平取引法に違反するとして、台湾Yahooを相手取って損害賠償及び謝罪広告の掲載を求める訴訟を起こした。台湾Yahooは一度、同じポータルサイトであるYam.comからコンテンツ盗用を訴えられており、今回は再び盗用の疑いで裁判に持ち込まれたので、事件の先行きに同業界の関心が集まっている。

 

PChomeの説明によると、デジタルカメラ館は同サイトが提供しているオンライン･ショッピングサービスの一部で、インターネット上の販路にしては最も規模が大きく、そのコンテンツを恣意的に複製することは法律上許されない行為で、Yahooによる無断複製行為に関連する証拠を把握しているという。裁判で決着をつけることによって、他人の権利を不法に侵害した業者を厳しく懲らしめるとともに、ネット上の著作財産権に対する注意を呼び起こしたいという。

 

台湾Yahooは、遺憾の意を表明するほか、盗用を訴えられたコンテンツは明日世界コンピュータが提供したもので、契約によれば、提供する内容について他人の知的財産権を侵害しないように確認する責任は向こうにある、と話している。実際、台湾Yahooは昨年にも、他サイトのコンテンツ盗用で公平取引委員会から過料処分を受けている。

 

経済日報2002.03.20より