台、英間二重課税回避協定に調印完了

台湾駐英代表鄭文華氏、及びイギリスの台湾での台北貿易文化事務所所長David Coates氏は今月8日、ロンドンでそれぞれ台湾とイギリス両国を代表して台英間二重課税回避協定について調印式を行った。交渉が二年間にわたって行われたところ、ようやく法律効力をもつアグリーメントの形で締結することにイギリス側が頷いて最終的合意に至るといういきさつであった。外交筋によると、同協定は台湾とイギリスとの実質的な関係強化においての大きな進展であり、バロメーター的意義をもつものでもある。

今回を含めて台湾は17ヶ国との間に全面的租税協定を締結しており、ヨーロッパではオランダ、スウェーデンに続いての租税協定の締結である。今後経済、貿易、芸術文化、科学技術及び人材さまざまな分野においての一層の交流を深め、さらにはイギリス企業を台湾への投資に誘致するのにも、プラス効果が大きいと期待されている。

中国時報2002.04.09より