記録能力世界一、台湾大学とRITEK社が共同で100GB記録可能な近接場光記録媒体の開発に成功
J020517X1・J020517X5 2002年6月号(J36)
国家科学委員会は16日、台湾大学と世界市場でトップグラスの光ディスクメーカーとしての地位を築いたライテック(RITEK)社が産学提携の形で、近接場光学技術で100GB記録できるSuper-RENS(Super Resolution Near-field Structure)を用いた光記録媒体の開発に成功したと発表した。これにより、台湾は光ディスクの出荷量で世界一を誇るだけでなく、ナノメータテクノロジー分野の光学記録技術の研究開発においても間違いなく各主要国をリードしている。CDの150倍、DVDの20倍を超える記録能力をもち、映画二十本が入れるぐらいの容量をもつこの高密度光ディスクは、まさにエポックを画す発明である。
優れた記録能力以外、同光ディスクの市場での優勢な競争力といえば、市販のドライブと完全に相容れ、書き込みや読み出しヘッドの設計を変更せずに済むメリットがあげられる。現存の光ディスクと大して変わらないコストで作られるというところもまた魅力的だ。
中国時報2002.05.17
自由時報2002.05.17より