バイオ製薬分野、アジア太平洋の中心地へ邁進

　ここ数年、台湾の産業構造は徐々にハイテク産業に方向転換し、80年代の情報通信産業、90年代後半では半導体産業において目覚しい成長ぶりを見せている。そして21世紀に入った今日、国際社会での発展の道を切り開き、国内産業の国際競争力を高め、積極的に省エネルギー、低汚染、資本集約的かつ付加価値の高いバイオインダストリーの発展に取り組むため、政府当局は「バイオテクノロジー及び製薬業発展推進チーム（Biotechnology Pharmaceutical Industries Program Office）」を発足させた。投資促進のほか、産業発展のネックになっている問題を解決するのが最も重要な役目である。いつか台湾をアジア太平洋地域におけるバイオテクノロジー及び製薬業の研究開発、製造及び経営の中心地に押し上げたいというビジョンを示している。

工商時報2002.05.08より