Rambus、米FTCが特許の不当取得を認定、特許使用料の収入が望めず

J020621X1 2002年7月号(J37)

 米連邦取引委員会(FTC)は、メモリチップ設計会社のラムバス(Rambus)が不正な手段をもって問題の特許を取得したとして、同社を提訴することを決めた。これにより、RDRAMに係る特許使用料の徴収がうまくできなくなる可能性が強まっている。台湾メモリメーカーのWinbondVIS各社は同社からライセンス供与を受けている。RDRAMを生産するには同社に特許使用料を支払うのが前提だ。

 

Winbond広報担当者は、問題の特許が無効になれば、台湾のメモリーメーカーにとって朗報だと話している。

 

Winbond社は台湾国内でラムバスからライセンス供与を受けている数少ないメモリーメーカーの一つ。VISはかつてRDRAMを採用した時期もあったが、今は手を引いている。一方、PSCNTCProMOS各社も積極的に取り組もうとしなかった。現在のDRAM市場はSDRAMDDR SDRAMが主流になっているので、ラムバスにはもうメモリー市場を影響するような力を持たないとの見方もある。

 

経済日報2002.06.21より

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