ソニー、台湾への発注がNT$750億元　来年倍増の見通し

　経済部によると、今年ソニーの台湾への発注額は新台湾ドル750億元に達すると予想され、日系企業ではトップをキープしている。来年、台湾への発注をさらに増やして、年間発注金額は1200億元から1500億元になる見込みで、ゲーム機PS2のオーダーだけで700億元を占める。

 

今年4月1日に発足したばかりのソニー「IT製品創造革新研究開発本部」は15億元の経費を研究開発に注ぎ込み、台湾半導体産業の生産及びチップ設計での実力を最大限に発揮させるため、年内にも「IC研究開発本部」の設立申請を台湾経済当局に提出することが明らかにされた。将来的には一年あたり台湾半導体関連製品への発注が数十億ドルにのぼると見られている。

 

一方、未開拓の台湾電子マネー市場に目をつけて、ソニーは統一グループ、中国信託商業銀行ら台湾大手企業各社と提携し、日本で発行したプリペイド型電子マネー「Edy」を台湾に導入する予定である。投資額が200億元に及ぶこの計画は、ソニーと台湾産業界の密接不可分な関係をうかがわせる。

 

経済日報2002.06.06より