米特許取得成長率、台湾が三連覇

J020619Y1 2002年7月号(J37)

 米特許商標局が発表した2001年の統計資料により、去年の米特許登録件数は前年度比5%成長している。国別で見れば、台湾の成長率は三年連続してトップで15%に達し、計5371件を取得して第四位にランクされている。リーマン・ブラザーズ(Lehman Brothers)はこう分析している。「台湾の技術水準は中国より15年先に立っている。しかも特許技術においては、数多くの先進国をはるかにリードしていることから、ハイテク産業は高付加価値産業へと進化し、今後のさらなる発展が大いに期待されている。」

 

 また、中国出願人が取得した米特許の42%近くは実は中国で拠点を持つ台湾企業が主導してとったもので、これから台湾も中国のハイテク産業で重要な役目を演じ続けるだろう。統計が示すように、(中国から出願)1997年から2001年まで合わせて米特許47件を取得している(1999年から取得)鴻海精密工業(台湾に本拠を置く)が米特許取得に最も積極的な企業だ。

 

一方、台湾は、成長ぶりが際立つ半導体製造方法に係る特許項目の占有率を持続して拡大し、1997年が14%だったのに対し、2001年には21%にまで成長している。特に、その代表例として挙げられるのは、台湾半導体大手UMC TSMC二社。2001年、同二社が取得した米特許はそれぞれ438件(世界ランキングで三位)、395件(同四位)で、ハイテク業界での重みを表した数字である。

 

中国時報2002.06.19より

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