PS3、ソニーの開発チームに台湾鴻海精密工業が加わる

電子情報技術分野において特許登録数世界第七位の台湾鴻海精密工業Honhai Precision(Foxconn Group)総裁、郭台銘氏は5日、ソニーの開発チームに加わり、次世代ゲーム機PS3の開発に一役を買うことを発表した。これにより、ソニーとの協力関係が強化され、さらに2003年には世界最大の半導体製造装置メーカーの米社アプライド　マテリアルズ（Applied Materials, Inc.）からの受注額は5億ドルにのぼると予想されていることから、鴻海のハイテク産業での重みが一層増してくる。郭台銘によると、同社は製造過程に用いられるハイテク技術のグレードアップを図るするため、新台湾ドル数百億元を投入してR&D本部を台湾に設けるとともに、アメリカ、日本にもR&D拠点を設立する計画だ。「ハイテクの鴻海」にとって今の段階では、ナノテクノロジーへの取り組みが最も重要な課題となっている。

経済日報2002.07.06より