台湾本田、半年内に台湾で新車生産開始を発表

J020712X9 2002年8月号(J38)

本田技研の台湾工場の整備が急ピッチで進んでおり、半年間で生産ラインを稼動させると気合の入った発表に注目が集まっている。新台湾ドル34億元の投資計画が予定通りに実現すれば、世界各地拠点での生産体制を整えるのにかかった最短時間を記録することになる。台湾本田社長、斎藤照夫は、将来の計画はすべて「市場に合った商品の提供」を第一義に考えて、高品質の商品を提供することによってお客様の本田に対する信頼度を高め、一方では新しいサービスに新しい企業アイデンティティーを導入して本田のブランドの確立を目指すと語っている。

 

年内の量産化を実現させるために、台湾本田は、最初の段階は日本から部品を輸入して組み立てる方針を打ち出しているが、早くも台湾国内自動車工場から強く反発する声が上がっている。今まで自動車部品は台湾現地で調達するようとの産業政策に協力してきた業者は、本田のことを機に調達対象を世界各地に広げていくと言い放った。これに対し、工業局は近いうちに台湾本田と交渉を行い、何とかして業者の不満を和らげようとしている。 

 

工商時報2002.07.12ほか

TIPLO ECARD Fireshot Video TIPLO Brochure_Japanese TIPLO News Channel TIPLO TOUR 7th FIoor TIPLO TOUR 15th FIoor