大型TFT-LCD、第1四半期シェア 台湾メーカーが世界一に躍進
J020710Y8 2002年8月号(J38)
経済部工業局は9日、2006年まで台湾のTFT-LCD生産高は1兆3700億元に達し、AU Optronics(友達)、CHUNGHWA PICTURE TUBES(華映)、CHI MEI(奇美) Optoelectronics(CMO) 三社が世界ランキング上位五社にランクインする見込みであると発表し、けん引役として工業局では「ディスプレイ産業推進オフィス」が設置され、六つの方針にそって産業発展の推進に励んでいる。
工業局により、大型TFT-LCDの世界市場は今年第1四半期で台湾メーカーがはじめて韓国を追い抜いて、韓国の37.1%を小幅にリードした37.2%のシェアに達し、首位の座を手に入れた。一方、優れた技術力をもつ日本は26%のシェアを占めている。第1四半期は見事な実績をあげているものの、全体的にみると2002年はやはり韓国が世界一のシェアをキープし、台湾が韓国に次いで二位になるだろう。工業局の統計では、2001年TFT-LCDメーカー上位五位はサムソン、LG、友達、HITACHI、Sharpの順番になっているが、2002年には華映がHITACHIを乗り越えて世界第四位になる見込みである、と楽観的な見方を示している。
経済日報2002.07.10より