伊藤忠と裕隆汽車、台湾中古車市場の勢力拡大目指す

裕隆汽車（自動車）グループ傘下の行将企業は22日、日本伊藤忠商事と中古車事業において協力関係を強化すると発表した。新台湾ドル4925万元を投じて行将企業の20％の株式を取得した伊藤忠は、同社で取締役二人、監査役一人の席を占めることになる。双方は、中国中古車市場のスケール拡大を目指して、裕隆汽車が投資して設立した中古車取扱いの専門会社「東風裕隆」に伊藤忠が協力する形で合意に至った。

 

二年ぐらい前から、行将企業は日本の伊藤忠、及び中古車を中心にTVオークションのビジネスを拡大してきたオークネット（AUCNET）からの技術供与を受け、日本で20数年間実施して定評のある車両検査認定制度を導入して、中古車のビジネスを展開している。台湾中古車市場70％以上のシェアを占める行将企業は伊藤忠など強い仲間が陣営に加わったことで、中古車オークション業界最大手の座をキープしていく自信をなおさら増している。

 

経済日報2002.08.23

中国時報2002.08.23より