友達光電、SONYから17インチLCDを受注
J020819Y8 2002年9月号(J39)
HPからのオーダーが遅れ、国内の液晶パネルメーカーは現状を打破するため、新しい発注元の開拓に乗り出した。瀚宇彩晶(HannStar Display)がNECからノートブック向け15インチ液晶パネルの委託生産を受け、8月より出荷を始めているのに続いて、友達光電(AU Optronics)も韓国のサムソンを負かして、ソニーから17インチ液晶モニターのオーダー獲得に成功した。日本市場の開拓に積極的な友達、彩晶とは対照的に、これまで日系企業への供給が中心だった奇美電子は、その触角を米市場に伸ばしている。
今年1月ごろ、アップル社が初めて15インチLCDディスプレーを搭載してリリースしたデスクトップコンピュータ「iMac」は、ワイドスクリーンLCD搭載の17インチモデルが登場したため、17インチLCDのオーダー獲得に奇美をはじめとする液晶パネルメーカーがしのぎを削る格好になった。
工商時報2002.08.19より