鴻海グループ、任天堂からもゲーム機の生産委託

J020916X5 2002年10月号(J40)

ゲーム機の受注生産で見事な実績をあげている鴻海グループはまた大きな収穫を手に入れた。ソニーのPS1PS2に続いて、鴻海傘下の華升電子(Q-Run Technology Corporation)も任天堂からGame BoyGame Cubeの製造委託を受けた。最初の受注額は約120億元で、9月から試作の段階に入り、10月から出荷を始める予定である。来年の年間受注額は250億元を上回ると予想されている。

 

ある情報筋によると、任天堂の今回の発注は関連産業分野で優位を占める台湾メーカー各社がそれぞれ一部の役割を分担する。例えばスイッチング パワー サプライとプリント基板はそれぞれ台達電子(Delta Electronics Inc.)と南亜電路板(NAN YA Printed Circuit Board Corporation)が供給し、そして華升社はシステムの組立てを担当する。鴻海はもちろん、その関係会社の「正葳」(ZHENG WEI)はマイクロソフト社にX-Boxに用いられるコネクタを供給しており、加わって任天堂の発注先に華升が選ばれたことから、鴻海グループはゲーム機のファンダリーメーカーとして屈指の強豪ともいえる地位を固めた。

 

工商時報2002.09.16より

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