外書違法コピー、大学周辺印刷店を一斉取り締り

法務部と高等検察庁「知的財産権保護行動年度取締活動専門チーム」は27日、著作権侵害行為を取り締まるため、大学をはじめ全国各地学校周辺の印刷店をマークして各地検察・調査機関が一斉捜索を行い、外書の違法コピーがなされていないか証拠収集に乗り出した。高等検察庁は、これからも不定期的に取締りを行い、身をもって法を犯さないように学生たちや印刷店に注意を呼び掛けている。

今回の行動は、「宣伝と取締」を併行して行われた。捜査活動が始まる前に、検察庁は教育部に協力を求め、大学側を通じて学生に対し、合理的な利用の範囲を逾越しての丸ごとコピーなど法律に引っかかるような行為をしてはならないと著作権保護の重要性を宣揚した。大半の大学はさらに、教科書の違法コピーなど学生が他人の著作権を侵害した事実を発見した場合の懲戒処分等を校則に盛り込んで、学生による違法コピーを無くそうと努めている。

自由時報2002.09.28より