中国労働者受入れ、ホワイトカラーの台湾就職 条件付で認める
J020926Y9 2002年10月号(J40)
中国籍ホワイトカラーの受入れを、政府当局は条件付で解禁する方針を示した。WTO加盟の際にサービス業の市場開放につき三つの約束をした。一つ目は、WTO加盟国の企業がビジネス目的での台湾訪問及び契約履行のため台湾に入国した外国人に対して、90日の滞在期間を許可する。二つ目は、外国籍従業員の招聘につき、その在留期間は三年とする。三つ目は、多国籍企業内部の人事異動につき、在留期間を三年とし、期間満了後は一年ごとに契約を更新することができる。契約更新の回数に対する制限がない。
WTO加盟後、サービス分野に関しての市場自由化が漸進的に進められている。市場開放に伴う労働力需要の増加に対処するため、両岸人民関係条例95条により中国との三通(通商、通航、郵便)及び中国国民の台湾での就業は立法院の特別決議が必要だという規制が排除され、同条例の改正を通じて中国籍労働者の受入れを可能にする。外国企業や台湾企業の台湾での営業が一定の規模に達した場合、許可取得のうえ中国国民を雇い入れることができる。
経済日報2002.09.26より