マイクロソフト、アジアでの技術センターを台湾で設置

マイクロソフトは23日、同社のアジア太平洋地域での技術センター（Microsoft Technology Center）を台湾で設置すると発表した。これはイギリスのロンドン、ドイツのミュンヘンに続いてMS社の三つ目の技術センターであり、6ヶ月間でセンターの設立を完成させ、設立最初の三年間でNT$8億元を投入する。同センターの設立は台湾のソフトウェア産業の発展に寄与すると大きな期待が寄せられている。この三年のうちにMS社はさらに、台湾の大学又は研究機関と共同で三つのMS.NET研究センター（Microsoft NET Research Center）を設立する方針で、協力の対象にはすでに台湾大学と交通大学が決まっている。

台湾大学に拠点を構える第一のMS.NET研究センターは、モバイル通信、無線通信、Web Services、中国語の音声認識技術などの分野に関して、研究及び教学の環境を提供し、マイクロソフトの研究部門であるマイクロソフトリサーチ（MSR）アジア研究所との緊密な交流と提携を通じて台湾の情報通信産業の人材育成を支援する。