米プロ野球大リーグ商標類似、行政判決で知的財産局審査ミスと判断

J0111271 2001年12月号(J30)

台湾の中華プロ野球連盟(CPBL)が米大リーグ、アメリカン・リーグの商標を真似したとされる事件について、最高行政裁判所は、商標登録の審査過程における注意の不行届きによるミスがあったとして、知的財産局に敗訴の判決を言い渡した。判決では、知的財産局は本件商標登録出願を審査するに当たって、公衆に混同誤認を引き起こさないように、係争商標の構成を全体的に見て、異なる時間に異なる場所でそれを距離をおいて観察した後、アメリカンリーグの商標に類似するかどうかを判断すべきである、としている。

 

これに対して、知的財産局は、「商標は属地主義をとっているので、米大リーグの商標が台湾で商標出願して登録を受けるか、或いは『著名商標認定要点』による認証を経て登録をするか、そのいずれの手続を済まさない限り、CPBLを法律違反で告訴することはできない」と意見を述べた。

 

自由時報2001.11.27より

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