リコー、台湾でDVD+RWドライブを発売
J0111021 2001年12月号(J30)
今年後半に入ってから、DVDメディアの競争はDVD+RW(DVD-ReWritable)の製品化でより一層白熱化する傾向を見せている。DVD+RWは規格が策定されてから製品化するまでだいぶ時間がかかったと言われていたが、ベストタイミングを見極めた上の市場投入だというリコーのDVD+RW規格対応製品もいよいよ台湾で登場する。
DVD-RAM、DVD-RWより製品化が遅れていたが、世界最大のPCメーカー、デル コンピュータ社(Dell)と米ヒューレット・パッカード(HP)の支持を受けて、さらに互換性の高さと価格で勝負するとの販売方針が打ち出されているDVD+RWは、書換え型DVDメディアの本命にのし上がる可能性が高まる、と一部の業界ウォッチャーは見ている。Dell、HPに加え、DVD-RWを支持しているコンパック(Compaq)もHPとの合併計画でDVD+RWをサポートする方向に転じるかもしれない。主力業者の支持を獲得したDVD+RW陣営は虎に翼で、今後の動向が注目される。
工商時報2001.11.02より