米で史上最大1億ドル相当海賊版ソフトを押収、台湾で製造の疑い

米連邦捜索当局は11月16日、米国史上最大規模の海賊版ソフトを押収したことを発表した。3万1千本の海賊版Windows OS及びリリースしたばかりのWindows XPのマニュアル4千冊以上のほか、Symantecのアンチウイルスソフトの海賊版も含まれていて、あわせて1億ドルに相当する規模だ。米側は、海賊版ソフトが押収されたコンテナは台湾台北から運送されてきたものだということを明らかにした。

 

台湾からこれだけ大量の海賊版ソフトが米国で発見されたことについて、台湾地方検察署検事総長、施茂林氏は17日の晩、即急にプロジェクトチームを組んで、事件に関与している台湾現地の違法コピー業者を割り出し、事件の真相解明に努めるよう調査局及び刑事局に指示した。米側の情報により、本件犯行は同時に著作権法、商標法、刑法上の文書偽造、集積回路回路配置保護法などに違反する可能性が指摘されている。

 

経済日報2001.11.18

工商時報2001.11.18

自由時報2001.11.21より