去年比べてプラス成長18%、特許出願件数が記録を更新

J0104031 2001年4月号(J22)

技術力で勝負するハイテク産業にとって、知的財産権戦略、特に特許権の駆使を中心とした戦略は競争力を高め事業を有利に展開する武器そのものである。特許の出願数及び登録数は国家競争力の世界ランキングでのランクを示すバロメーターであるといっても過言ではない。しかし、年間出願数の世界ランキングで、台湾は第七位にとどまっている。

 

知的財産局の統計により、インターネット及び電子商取引の活発化に影響され、同局の去年第四四半期の知的財産権業務は引き続きプラス成長となっている。特許出願数をみると、前年度の同じ時期に比べて27.73%増加、そのうち、本国人による新規出願は発明に係る出願がトップを切り、五割前後増加の好調ぶりを見せている。外国人の新規出願も約五割増、意匠登録出願の成長率が目立つ。一方、登録の件数をみると、昨年同期より75.08%増え、やはり発明に係る特許が首位に立つ。商標においては、新規出願も登録数も昨年同期に比べてそれぞれ28.35%、64.76%増加。昨年の年間特許出願数は6万件程度で、前年度に比べて18%の成長率で増え、これまでの記録を更新している。以上の数字から、台湾の企業に技術の研究開発及び知的財産権の権利取得が利益をあげることに寄与するとの認識が徐々に定着しつつあることがわかる。

 

経済日報2001.04.03

工商時報2001.03.21

知的財産局     より
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