英社Elonexの特許侵害告訴で、一部のモニターメーカーと和解成立

J0104061 2001年4月号(J22)

イギリス企業Elonex社は1995年、アメリカで節電装置に係る特許を取った後、直ちにアメリカのパソコンメーカーに対しロイヤリティーを支払うよう迫った。今度は市場占有率世界一の台湾がターゲットになった。今年2月、Elonex社は台湾大手コンピューターシステム及びモニターのメーカー、十数社を相手取って、特許侵害訴訟を提訴し、モニター一台につき1.5ドルの特許実施料を要求している。一部の業者がライセンス契約を結ぶことでElonex社との間に和解が成立したが、その他の業者は台湾コンピュータ公会(パソコン製造業者などからなる同業組合)を通じて交渉を進めている。

 

Elonex社所有の係争特許はアメリカ及び日本のVESAVideo Electronics Standards Association)がモニターの標準規格として指定したもので、幅広くモニターに応用されている。モニターの合格品はすべてVESA規格に準拠して製造されたものである。同社が要求した料率で、業者は合せて新台湾ドル30億元を上回るロイヤリティーを支払わざるを得ない。

 

工商時報2001.04.06

経済日報2001.03.02より

TIPLO ECARD Fireshot Video TIPLO Brochure_Japanese TIPLO News Channel TIPLO TOUR 7th FIoor TIPLO TOUR 15th FIoor