Eapeerサイトの有料音楽交換サービスは権利侵害の疑い

J0110241 2001年11月号(J29)

ネットワークでの音楽交換を経営している「全球数碼科技」が16日から始めた「有料音楽ファイルダウンロードサービス」は、ユーザー間が互いに交換している音楽ファイルのなかに「著作権者から利用の許諾を受けていない」曲が含まれていて、さらに「営利を目的とするサービス」であることがはっきりしていることから、このサービスに加入している数十万のメンバーは海賊版音楽の販売者とされる可能性がでてきた。

 

「全球数碼科技」が経営するサイト「ezpeer」は、ピア・ツー・ビアによる音楽交換などをメンバーに提供している。ダウンローの対象となるMP3又はその以外の音楽ファイルに著作権の問題があるかどうかを問わず、ダウンロードするユーザーは1MBにつき同社に新台湾ドル1元を支払わなければならない。さらに、同社は同音楽著作物を利用する権利の有無を問わず、音楽ファイルのダウンロードを提供するメンバーに30%を配分する。このサービスについて、ezpeerに違法行為はないと同社は強調している。

 

国内のネットワーク業者は主に、プラットホームとしてサーチエンジン、情報の統合など様々なサービスをユーザーに提供しているだけで、司法機関でない業者にはユーザーが提供する音楽、映像、文章等の合法性を問う権利がない、という業者の主張はインターネットをめぐる著作権侵害の問題を浮き彫りにした。

 

経済日報2001.10.24より

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