台湾新幹線の立体商標、「運行中の外国列車に類似と識別力欠如」で登録拒絶

台湾新幹線（台湾高速鉄道）は今年10月に予定されている運行開始に伴う鉄道ブームを見込んで、鉄道グッズの発売に備えた立体商標出願は、10月半ばになっても全線開通のメドが立たない現状に相呼応するかのように、登録拒絶の結果が伝えられた。平面商標が審査を通ったが、それだけで満足するわけがない台湾高速鉄道は、時期を見計らってあらためて出願をするとコメントした。

拒絶の理由には次の二点があげられている。一つは、台湾新幹線は未だに運行を開始しておらず、台湾高速鉄道が所有する列車であると社会一般に認識されているとは考えにくい。もう一つは、公共財とされる日本やドイツで運行中の高速列車の外観と大して変わらない。（2006.09）