水際措置強化 前科ある貿易会社をマーク

J060913Y6 2006年10月号(J86)

税関における模倣品や密輸の取締強化に新しい対策が取り入れられた。同一の住所に複数の会社が営業場所を設けたり(偽りの登記だったり)、会社の責任者に密輸の前科があるなどリスクが高いとみられる会社による通関申告の輸出入貨物について、サンプリング検査をする。

 

知的財産権の保護を強化しろという政府からの指示の下で、各税関では、水際措置の確実な実施に力を入れている。最近の取り組みは、これまでの摘発実績をもとにリスク管理データベースを立ち上げ、その中から監視対象を絞り込むことだ。

 

税関のまとめによると、今年上半期に税関で摘発した知的財産権侵害事件のうち、商標権侵害物品の輸入は126件で、合計128.9万点。その多くはタバコ、ニセブランドバッグ、衣類、腕時計、化粧品。著作権侵害事件は20件、今ヒット中のゲームソフトや新作映画が殆どである。(2006.09

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