特許審査 外部採用人材八割カット、立法院決議 内部審査官増員 来年8月以降、審査迅速化に逆行

J061031Y1 2006年11月号(J87)

 知的財産局では現在600名余の特許審査官が特許出願の審査にあたっているが、立法院の決議で、外部から採用した約400名の任期付審査官を80名に減らし、そのほかは年末の任期満了により採用を打ち切ることになった。これを受けて、来年から特許審査官は一気に291名に激減し、特許審査が長引くのは必至の情勢だ。

 外部審査官といわれる任期付審査官を八割カットとする決議の背景には、特許審査官を内部の人員編成に取り込むべきだとの見方が立法委員の大方にあるからだ。その代わりに、07年度から通常採用の特許審査官87名、商標審査官10名、係員2名、計99名の増員を決めた。

 ところが、研修や訓練のこともあって、11月に入れるはずの審査官等が実際、現場の業務に携わるのは早くても来年8月以降になる見込みで、審査人員不足の問題が浮上する中、この空白な期間をどう凌ぐか、知的財産局は対応を迫られる。(2006.10)

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