半導体設計企業が海賊版ソフト使用、刑事局 サイエンスパークにメス ハイテク中心地に不祥事、被害額 BSA「摘発始めて以来最高」

J061107Y6 2006年12月号(J88)

 先月、台湾刑事警察局はBSA(ビジネス・ソフトウェア・アライアンス)の協力を得て、新竹サイエンスパークに入っている半導体設計会社を捜査したところ、外国ソフトウェアが多数不正に利用されている証拠を押さえた。被害額は推計で新台湾ドル1億元にのぼり、摘発を始めて以来の最高額を記録したとBSAはいう。「新竹サイエンスパークは台湾ハイテク産業の中心地ともいえる存在で、他社ソフトウェアの不正利用は半導体設計のコア価値そのものを侵害したも同然だ。先立って知的財産を保護すべき企業が他社ソフトウェアを無断で複製したり違法に利用したりなど、他社に1億元以上の損害を与えたとは誠に遺憾なことだ」。

 統計によると、今年上半期に寄せられてきたソフトウェアの不正利用情報のうち、82%近くが台湾全国各地に散在する57のインダストリアルパークに入っている企業或いはその関係企業によるものだということが分かった。(2006.11)

TIPLO ECARD Fireshot Video TIPLO Brochure_Japanese TIPLO News Channel TIPLO TOUR 7th FIoor TIPLO TOUR 15th FIoor