CD違法コピー率40%以上に上昇 DVDは減少ながら47.6% インターネットから音楽・映画 違法ダウンロードが八割超

J070209Y3 2007年3月号(J91)

 経済部(経済産業省に相当)が政治大学に依頼し、04年から06年にかけて違法コピー率について3000人を対象に調査する結果が発表された。2006年の音楽CDの違法コピー率が前年比0.8ポイント、2004年に比べて1.7ポイント増えて、40.8%に達することがわかった。DVD(VCDを含む)の違法コピー率は前年比6.1ポイント、2004年比3.7ポイントマイナスと二年連続して減少したものの、それでも依然として47.6%という高い水準を維持している。インターネットから未許諾で、或いはお金で買わずに音楽、映画を入手した人はいずれも八割を超えると最も深刻。インターネットから音楽ファイルを未許諾で、或いは買わないで取得した人は83.9%であるのに対し、映画の場合は88.8%と実に驚かされる数字だ。

 その報告によると、海賊行為において男女には大した差は見られず、男性は女性を5ポイントとやや上回る。「海賊族」には学生か社会人で20~29才の若年層が目立つとされているが、20~29才の社会人より、OSソフト海賊版を最も多く利用するのは13~19才の中学生、高校生と判明したことから、海賊族の年齢層が徐々に低下しつつあることがわかる。

 調査を受けた人のなかで、台湾における海賊版問題が非常に深刻化していると思う人は八割(85.5%)を超えている。その原因について尋ねたところ、製品価格が高くて手が出ないと答えた人は38.2%。しかし、さらに所得から分析した結果、違法なダウンロードをしている人は必ずしも消費力が弱いとは限らない。(2007.02)

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