10万人当たりの所有特許数 東アジアでトップ

J070407Y1 2007年5月号(J93)

 近年、台湾におけるイノベーションの進展が特許取得数の増加に反映されている。統計によると、2000年から2004年まで10万人当たりが所有する特許(実用新案、意匠を含む)の数は台湾が30.17件で、日本の28.54件を上回り、また対外貿易で常に競い合うシンガポールの9.87件、韓国の8.67件をはるかにリードし、東アジアでトップとなっている。ついでにアメリカの場合は33.56件。

 さらに研究開発の支出がGDP(国民総生産)に占める割合をみてみると、04年の台湾における研究開発の支出がGDPに占める割合は2.44%で、東アジアでは日本と韓国を下回っているものの、シンガポールより高い。

 行政院経済建設委員会はこの統計について、「特許数、及び研究開発の支出がGDPに占める割合から、台湾は技術水準の高い中間財の供給者として東アジアにおける貿易・経済の統合が進む中で、生産のサプライチェーンで重要な地位を占めていることがいえる。技術輸出国であるためには、産業の継続的レベルアップが求められる」と説明している。(2007.04)

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