06年の特許等出願件数は8.1万件　発明が6割超

　知的財産局によると、去年の特許・実用新案・意匠登録出願件数が8.1万件に達し、05年を僅か1.9％上回っているが、技術レベルの高い発明の出願が5万111件と最も多く、05年より6.3％増えている。実用新案は発明を大幅に下回った2万3279件となり、0.2％増加。意匠は7598件にとどまり、05年より9.3％減と減少傾向が続いている。

　06年の登録公告件数は4万8774件で、05年より14.8％と大幅に減少しているが、発明が2万3228件と逆に12.6％増加。しかも出願の半数がわが国国民によって発明されたもので、これも05年より25.3％増えている。

　一方、商標出願件数は05年に比べて3％増の6万5457件、登録公告件数は5万4597件で、1.1％減っている。警察で摘発した知的財産権侵害事件は5158件、05年より11％も多くなっている。（2007.06）