今年三回目の集中取締 4億元余の模倣品・海賊版を押収、警政署発表

J070814Y6 2007年9月号(J97)

 警政署(日本の「警察庁」に相当)は8月6日から9日にかけて各地警察機関を動員して、市場、ショッピングモール、夜市、工場、倉庫、インターネット、新聞折込広告、コンテナなどを対象に今年三回目の模倣品・海賊版の集中取締を実施した。不定期的に行う集中取締によって、模倣品・海賊版の製造販売等違法行為を摘発し、これに携わっている業者への威嚇効果を高めるのが狙い。

 今回の行動で、知的財産権侵害事件を無主物6件を含めて計339件摘発し、容疑者402人逮捕、正規品の市場価格にしておよそ4億2558万6151元の知的財産権侵害物品を押収するなど大きな成果をあげている。

 しかし、警察の模倣品・海賊版撲滅への積極的な取り組みとは裏腹に、取締りによる抑止効果は短期的なもので、長続きしない。過去の経験と市場需給状況から、知的財産権侵害で荒稼ぎする不法業者がタイミングを見計らって「事業活動」を再開するだろうと予想される。(2007.08)

TIPLO ECARD Fireshot Video TIPLO Brochure_Japanese TIPLO News Channel TIPLO TOUR 7th FIoor TIPLO TOUR 15th FIoor