知財裁判所準備機関が看板除幕式を開催　来年7月発足の予定

   知的財産裁判所の準備機関は20日、看板除幕式を開催した。同裁判所が入る台北県板橋新駅ビルのインテリア工事が来年6月末に完了するのをまって、7月1日に発足する予定である。

   高等裁判所と位置づけられる知的財産裁判所は知的財産に関連する民事、刑事、行政訴訟を専門に扱う裁判所であり、具体的に知的財産関係民事訴訟の第一審、第二審は同裁判所で審理し、第三審は最高裁判所が管轄する。刑事訴訟の第一審は地方裁判所で審理するが、二審は知財裁判所、三審は最高裁判所で審理することになる。そして行政訴訟は二級二審制をとり、第一審の管轄は今の高等行政裁判所から知財裁判所へ移り、二審は今までどおり最高行政裁判所が扱う。

   知識経済の新しい時代の挑戦を受けるなかで、知的財産裁判所の設置は知的財産関連訴訟の事件審理の効率化及び質の向上につながり、専門裁判官の養成にも寄与する。（2007.09）