教科書の半分近くをコピー 学生に対して異例の求刑、検察当局

J071108Y3 2007年12月号(J100)

 台中地方検察署は教科書の半分近くをコピーした技術学院に在学中の学生に対して、著作権法違反で起訴し、拘留20日を求刑した。学校周辺に多いコピー店による教科書等の違法コピーを根絶するため、検察・警察当局はここ数年、新学期が始まるたびに、大がかりな集中取締りを行っている。今までのこのような事件で著作権法違反の法的責任を追及されるのはほとんどが店の責任者だったが、コピーを依頼する側の学生に実刑を求刑するのは異例のことである。

 被告の学生は起訴されたことについて、「教科書代を節約したかった。悪意はない」と話している。

 被告は、小売価格660元で608ページある教科書のうちの10の章節、計277ページのコピーを四部頼んだ。その名前と電話番号が書かれた紙切れが本に挟まれていたので、すぐに身元が判明した。警察の取調べで素直に過ちを犯したことを認めた被告への求刑は、違法コピーを戒めようとするもので、検察当局は、四部のコピーを分け合う他の三名の学生の身元についてはこれ以上追及する考えを見せない。店側の責任者は著作権法違反の前科があるため、懲役6ヶ月を求刑された。(2007.11)

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