三大サイエンスパーク 07年売上高1.96兆元を記録

J080131Y5 2008年2月号(J102)

 国家科学委員会は1月30日に2007年のサイエンスパークの業績を発表した。それによると、アメリカのサブプライムローン問題や液晶パネル市場価格の下落を受けて、台湾三大サイエンスパークの新竹サイエンスパーク、中部サイエンスパーク、南部サイエンスパーク07年の売上高は前年比12.3%増の1兆9,644億元で、当初予測していた2兆元を突破しなかったものの、歴史的記録を更新したことに変わりない。2008年の目標は2兆2,300億元(およそ7兆3500億円)。

 同委員会のまとめで、サイエンスパークの去年の1ヘクタール当たりの売上げは17.03億元で、生産高では新竹サイエンスパークが1兆1,418億元と首位を獲得。続いて南部パークは5,588.7億元で二位、開発して僅か四年の中部パークでも2,657億元の実績を上げている。伸び率については、中部パークは48.85%でトップ、南部パークは23.75%、歴史の長い新竹パークが最も少ない1.86%であった。さらに産業別で見ると、集積回路、オプトエレクトロニクス(光電)分野がそれぞれ49.94%、41.02%で、あわせて売上高の約九割を占め、実にサイエンスパークの二本柱となっている。特に、去年第二四半期に液晶パネルの景況が上向きに回復し、川上、川下産業ともに出荷の増加が続いたため、オプトエレクトロニクスは伸び率が28.14%と最も高い。

 この三つのサイエンスパークの敷地は入居企業のニーズに追いつかない状況から、委員会はサイエンスパーク開発のための専門チームを設け、研究機関の協力の下、既存パーク周辺地域の選考評価を行い、新基地に相応しい土地開発を進めていく方針を示した。

国家科学委員会所管サイエンスパークの2007年の業績一覧

期間/項目

売上高
(億元)

産業別売上高(億元)

就業者数

集積回路

光電

コンピュータと周辺機器

2006

17,510.3

9,358.7

6,295

1,025.4

182,396

2007

19,663.9

9,821

8,066.5

959

201,608

伸び率(%

12.30

4.94%

28.14

6.48

10.53

2008.01

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