台、中間初めての著作権保護セミナー開催 中国官僚も参加
J080227Y3・J080227Z3 2008年3月号(J103)
著作権分野における交流と協力促進の足掛りとして台湾と中国間の初めての「海峡両岸著作権保護セミナー」は台湾の中華出版基金会、中国の海峡両岸出版交流センター、中国版権(著作権)保護センター等の共催により26日から2日間の日程で台北にて開催された。台湾、中国の著作者及び著作物使用権者の権利を有効に保護し、著作権をめぐる紛争の解決に著作権者を手助けするため、この場を借りて著作権保護の相互委託に関する代理業務について協議し、結果を出したいとしている。中国国家版権局版権司副長官もゲストスピーカーとして実例を分析した。
セミナーは主に、台湾と中国間における著作権保護の現状紹介、著作権紛争解決体制、著作権紛争事件の分析、出版市場が直面する問題について意見を交わすほか、台、中間の法律サービスセンターに著作権保護機関が果たせる役割や出版業界における著作権意識と権利保護水準の向上についてもパネルディスカッションを行った。(2008.02)