経済犯罪担当検察官に金融専門免許が必要

　法務部長施茂林は先日、経済犯罪担当の検察・調査関係者には免許を求める考えを示した。また、事件調査を進めるには詳細な計画を事前に立てる必要があり、十分な証拠が無い限り、身勝手な行動を起こさないことを強調した。

　法務部では、事件調査の質の向上に力を入れている。金融管理委員会と連携して、マーチャンダイジング、インサイダー取引、金融、マネーロンダリング、汚職、背信などを含む、A、B、C三グラスに分けた金融・財務専門カリキュラムの編成を提案することにしている。カリキュラムの参加者は少なくとも一週間の講習を受けなければならない。Bグラス以上のカリキュラムに参加し、免許を取得した者のみ経済犯罪を専門的に担当することができる。

　施部長によると、専門資格だけでなく、調査も精緻を極めなければならない。事件調査は捜査活動の規模、タイミング、方式などを考量した周到かつ緻密な計画のもとで行われなければならない。たとえ犯罪者に手を出す場合でも、いい加減な行動はトラブルを生む。精緻な検察だからこそ、公の正義が成り立つという。（2008.04）