SIDシンポジウム 台湾発表論文数が世界二位

J080516Y5 2008年6月号(J106)

 国際情報表示学会「Society for Information Display(SID)」台湾支部によると、台湾ディスプレイ産業の製造能力は韓国に匹敵するだけでなく、SID2008年シンポジウムで発表した先端技術に関する論文の総数も106件とアメリカ(100)、日本(93)を抜いて韓国(172)に次いで二番目に多い。

 うち、台湾最大手液晶パネルメーカーの友達(AUO)と工業研究院はいずれも13件の論文を発表し、交通大学は28件でそれぞれ産業界、研究機関及び学界のトップになった。

 「SIDシンポジウム」は、液晶分野を核としたディスプレイの国際学会のシンポジウムと展示会として広く知られており、毎回次世代のディスプレイ・テクノロジーとその応用製品の発表、また討論が行われる。世界各国で八千を超える会員をもつ。

 台湾ディスプレー業界は近年、大学や研究機関と緊密に連携をとり、論文の発表、人材の養成で実績を積み重ねている。去年、台湾の液晶パネルメーカーから発表され、SIDシンポジウムに入選された論文が28件で、うち華映が9件、友達が7件及び統寶が4件上位三位を占める。今年はさらに32件に増え、友達が13件でトップ、次いで華映は6件、群創光電は4件で後を追う。

 学界から発表され、入選された論文は56件で、うち交通大学が半数の28件に達し、次いで清華大学(6件)、台湾大学(5件)。研究機関で入選された18件の論文のうち、工業研究院から13件、続いてTTLA(Taiwan TFT-LCD Association)からは5件。(2008.05)

TIPLO ECARD Fireshot Video TIPLO Brochure_Japanese TIPLO News Channel TIPLO TOUR 7th FIoor TIPLO TOUR 15th FIoor