知的財産権侵害の摘発 主戦場はインターネットへ
J080827Y6 2008年9月号(J109)
2006年にブロードバンドが提供されるにつれて、知的財産権侵害による被害額は年間2~3億ドルから9.2億ドルに激増している。知的財産権保護警察隊のまとめで、企業は海賊版ソフトを使用することによって、著作権侵害の罪に問われることが多いことがわかる。例えば、CGソフトは非常に高価なので、会社側から提供されない場合、社員はインターネットからダウンロードせざるを得ない。実際、今まで上場企業数社が海賊版ソフト使用で書類送検され、著作権者から100万ドル以上の賠償金を求められるケースもある。
2003~2006年の知的財産権保護警察隊の摘発実績 | |||||
年度 |
2003年 |
2004年 |
2005年 |
2006年 |
備考 |
インターネット上の権利侵害事件 |
56 件 |
144 件 |
769 件 |
1,569 件 |
年々増加傾向 |
インターネット以外に発生の知的財産権侵害事件 |
1,961 件 |
1,075 件 |
659 件 |
339 件 |
年々減少傾向 |
被害額 |
3.94億 ドル |
2.6億 ドル |
3.29億 ドル |
9.27億 ドル |
2006年にブロードバンドの提供によりインターネット上の知的財産権侵害事件が急増 |