経済犯罪捜査 担当者に財務金融の資格が必要

J080807Y6 2008年9月号(J109)

 法務部(法務省に相当)は金融犯罪事件処理の質の向上を図るため、金融管理委員会(金融庁に相当)と協力して開設する「財務金融三級資格」コースは7月から始まり、検察官や調査員など経済犯罪の捜査にあたっている関係者はコースを修了して資格をとらなければ、今までのように事件を担当することができなくなる。調査局は6日、全国各地支局及び経済犯罪防止・抑制センターから170名の調査員を集め、5日から初級資格を取得するためのコースに参加させた。第一線で汚職や背任の事件を担当する幹部、調査員ばかり。

 初級資格のコースは、「財務諸表がよくわかる」、「証券取引実務」など12のテーマに分けて財務金融の入門知識を参加者に習得させる。試験に合格すれば初級資格を与えられる。初級資格を取得した者に限って9月から開講する中級資格コースに進級することが認められる。

 事件担当者の専門知識を深めるための「財務金融三級資格」には「仕入れ(マーチャンダイジング)」、「インサイダー取引」、「金融」、「マネー・ローンダリング(資金洗浄)」、「背任横領」などのカリキュラムが含まれ、いずれも一週間以上の講義を行う。調査員は中級以上の資格を取得した調査員だけが経済犯罪事件を担当することができる。(2008.08)

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