知的財産裁判所、開設して1ヶ月　97件の案件を受理

7月1日に発足したばかりの知的財産裁判所は7月31日まで、計97件の案件を受理した。その内訳を見ると、行政訴訟が48件、刑事訴訟25件、民事訴訟一審19件、二審5件となっている。刑事訴訟の件数がやや多め、そして行政訴訟の件数は民事訴訟の倍近く超えている。同裁判所のスポークスマンはこれについて、知的財産裁判所が受理するのは訴願決定又は刑事裁判の一審判決に不服な上訴案件で、それぞれ二ヶ月、十日以内に不服申立て、控訴を提起しなければならないので、時間的な制限により行政および刑事事件が比較的多いと分析。また、民事の一審と二審を含めて取り扱うため、提訴の時期を自ら決められる一審の当事者は、まだ発足して間もない知的財産裁判所における事件処理状況の様子をみているかもしれないという。（2008.08）