ブログにCCマーク表示 インターネット上の著作権侵害対策
J080917Y3 2008年10月号(J110)
ブログにおける著作権侵害事件が多発するなか、経済部知的財産局はこのほど、無料ブログサービスを提供する大手サイトの担当者を招き、著作権侵害対策の一環として著作権者にCC(Creative Commons)マークを表示するよう宣伝普及を促した。
「2007年のデジタル格差調査報告」によると、台湾のブロードバンド人口は1300万人を超え、そのうち三割は個人のブログを開設しており、そして七割を超えるユーザーが他人が開設したブログへのアクセスを試したことがある。
今年に入ってから知的財産権保護警察隊はインターネット上で発生する権利侵害事件を842件摘発し、うちブログにおけるものが342件と全体に占める割合は41%に達し、昨年同期比19%の大幅増だったことが、同警察隊のまとめで分かり、ブログにおける著作権侵害の深刻な実態が浮き彫りになった。
このような状況に鑑み、知的財産局は過去に実施していたインターネットにおける著作権表示、いわゆるCCマークのさらなる普及促進に向けた取り組みを強化している。CCマークの表示によって、著作権者は自己の著作を保護することができると訴えている。CCマークはそれぞれ意味が異なり、例えば無断転載禁止とか、転載可能な場合、どう転載すればフェアユースかなど。表示は単独でも、複数使ってもよい。(2008.09)
CCマーク表示 | ||
CCマーク |
意味 |
説明 |
氏名表示 |
著作者又はライセンサーが指示する方式でその氏名を表示しなければならない。但し、如何なる方法においても原作品著作者が保証することを暗示することは許されない。 | |
非商業的利用 |
商業目的でこの著作物を利用してはならない。 | |
同一条件でシェアすること |
この著作物に改ざん、変更又は修正を加えて新たに創作した二次的著作物を頒布するにあたって、この著作物に関するライセンス条項と同一又はこれに類似するものを襲用しなければならない。 | |
翻案禁止 |
この著作物の改ざん、変更又は修正を禁じる。 | |
出所:http://creativecommons.org.tw/ |