台湾初の専利師(弁理士)合格証書交付式 10月24日に開催 弁理士会設立 11月中旬の国家試験合格者発表待つ

J081024Y1・J081014Y1 2008年11月号(J111)

 10月24日に台湾初めての専利師(弁理士に相当)合格証書交付式が行われ、台湾における特許代理制度は新しいスタートを迎えた。

 専利師法により、専利師の資格を取得する方法は二つある。一つは、国家試験に合格すること。もう一つは、一定の資格を満たした特許代理人が国家試験の全科目試験免除の認可を受け、かつ60時間に及ぶ専門訓練コースを修了して試験に合格すること。試験免除が認められる特許代理人はおよそ300人。知的財産局では三年間で六コースに分けてこの300人を対象に専門訓練を行う予定。8月15日から9月20日にかけて行われた第一コースの訓練に参加した50人のうち47人が合格して、24日の交付式で知的財産局の王美花局長から専利師証書を授与された。

 専利師の資格を有し、証書を交付された者は専利師法により、職業訓練を受けてこれに合格し、かつ特許事務所官庁(知的財産局)に登録して専利師公会(弁理士会)に加入するという手続を経なければ業務執行ができないが、しかし専利師公会が設立される前にはこの制限を受けない。専利師公会の設立について、知的財産局は、11月12日に予定される台湾初めての専利師国家試験合格者発表をまって、多様な分野の人材を集めた陣営で設立作業を始めたいとしている。専利師管理制度をより完全なものにするため、知的財産局では専利師職業訓練実施方法及び専利師懲戒規則を検討しており、専利師懲戒委員会も近いうちに設立する予定である。(2008.10)

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