著名商標データバンク 03~08年半ばまで事件で認定されたもの

J090204Y2・J090206Y2 2009年3月号(J115)

 知的財産局が5日に公表した著名商標のデータバンクで、ここ5年半の間に事件で認定された著名商標3,559件を列挙した。商標権者、商標登録出願をしようとする者の検索に資するにとどまらず、中国商標当局が商標審査の段階でこれを参考に台湾地名等が不正に商標登録されないように未然に防ぐこともできる。

 2008年、知的財産局は2003年から2008年半ばまでの間に各裁判所、公平取引委員会、財団法人台湾ネットワーク情報センター(TWNIC)及び同局がかつて認定した著名商標の事例をかき集めて、著名商標名簿及び事例分析を作成し、各界の参考に公表した。この期間内に商標紛争又は訴訟事件に関与せず、同局のデータベースに入れられなかった著名商標は名簿に入っていない可能性がある。したがって、同局は不定期に事例や情報を更新するという。興味のある方は次のアドレスにリンクすれば検索できる。
http://www.tipo.gov.tw/ch/A11InOne_Show.aspx?path=3015&guid=5ea9e737-264b-49f0-be33-5afec5122b37&lang=zh-tw

 同局商標チームによれば、「著名商標」の認定は法律上の拘束力はなく、その知名度に挑戦するケースはいつにでも起こりうる。異なる商品に特殊性と時間性がある。時間がたつにかかわらず、百年が経ってもそのブランド力が存在するものもあれば、かつて著名商標と認定されたものが数年も経たないうちに市場から淘汰されるものもある。このため、データバンクは随時に更新し、ここ5年間の最新の著名商標を取り入れるのが目標である。商標紛争が起きたときに強固な裏づけ証拠を提供できる根拠が必要なため、知的財産局は著名商標のデータバンク構築に着手した。著名商標データバンクはまだ珍しい。比較的規模が大きいのは日本とフィンランドだけ。(2009.02)

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