ドミニカ共和国最高裁と協力覚書、司法院

J090515Y9 2009年7月号(J119)

 ドミニカ共和国の最高裁判所の長官、Jorge Antonion Suberolsaご夫妻は6月16日午前、同国駐台大使 Victor Manuel Sánchez Peña氏、台湾外交部(外務省に相当)次長らとともに、司法院に赴き、頼英照院長と会見し、双方はそれぞれ国を代表して司法協力覚書を締結した。

 頼院長は挨拶で、こう述べた。「両国は地理的遠く離れているし、言葉も文化も、そして風俗習慣も違うが、司法については共同の価値を追求している。それはつまり、より独立した、より公正的な、もっと人民から信頼される司法を。台湾には1700名の裁判官しかおらず、昨年各級裁判所は325万件の案件を受け付けている。人手不足でも、司法院はコンピュータで情報処理をこなし、判決書を全てオンライン化し、だれもがアクセスして検索できるようにしている。」

 両国が覚書を締結したのは、司法院とドミニカ共和国の最高裁判所は司法に関する知識及び経験をシェアしたいからである。とくに司法行政と司法人材の養成訓練、資格及び司法職員が法律情報を取得する設備の改善である。経験の交流と活動の共同開催を通じて双方の司法の発展及び制度の現代化の促進が図れるということで、次に掲げる範囲内で交流と協力を強化することで合意した。
1.司法と行政運営に関する技術協力計画を推進する。
2.双方が関心のある議題について両国又は多国の会談を行う。
3.制度、組織と法規の発展に関する専門的な技術諮問と協力を行う。
4.司法情報及び関連資料を交換し、情報取得及びシステム化がしやすいように専門的な技術諮問及び協力を行う。
5.司法運営に関する技術革新計画、並びに裁判官の知識を向上させられる領域の調査、出版及び研究を共同で推進する。(2009.06)

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